SCORPIONS/Sting in the Tail [HEAVY METAL]
結成35年。
ボクの両親が恋に落ちる前からドイツで爆音を轟かせていたことになる。
<永遠>なんて存在しないと分かるけど、やはりスコーピオンズも最期を迎えた。
なんで?と思ったけど、加齢を原因とさせるステージを晒すよりよっぽど美しい。
演歌チックな哀愁のあるメロディと共に、こういうスピリッツが長年日本人を裏切らない。
作品を聴いてみて、ロックで突き刺したかと思えばバラードで落とす。
そしてまたロックで震い立たせる。
最後の最後は”The best is yet to come”。
「まだまだだよ」(まつ訳)と歌いながら切なく終わる。
まだまだって何なのよ!?
再生ボタンを押すと再び1曲目から"Rised on Rock"。
「立ちあがれ!」(同)と哀しみを吹っ飛ばしてくれる。
何度も何度も。
あぁ、そうか。もしかしたらこれを<永遠>と呼ぶのだろうか。
このアルバムを引っ提げたツアーは2012年まで続くとか。
絶対行く!