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SPECIAL OTHERS/THE GUIDE [J-ROCK]
スペアザを知ったのは前作4枚目の『PB』にして。
今思えば恥ずかしいがパットメセニーかと思った。
とにかく日本にこんなバンドがいると知って嬉しかった。
ジャムロックだとかインストだとかジャンルは関係ないぜ。
更に幅広い音楽性を身に付け、類似のバンドを牽引して欲しい。
今作は特にパンチが重い!
Rasmus Faber/Sor Far [CLUB]
生音しか受け付けなかったボクがハウスというジャンルの音楽を開拓し始めて約1年。
やっと、というか、まだ、というか、ラスマス・フェイバーに手を出し始めました。
彼の場合はボクの「生音」という嗜好と、
「ハウス」というジャンルへの興味を存分に満たしてくれるアーティストです。
本作はギターに存在感を感じます。
ギタリストとしては聴いていて楽しいです。
ハウスといえども非常に幅広いジャンルのようですが、
これはグルーヴィかつ、非常に柔らかくて聴きやすい作品でございます。
カッティングギターのキレがクール!
goo goo dolls/ Something for the Rest of Us [ROCK]
待ちに待った新作。
先行シングルは『home』。
ライブ映像をYouTubeで観たのだけど、
ヴォーカル、ジョン・レズニックの腹周りが豊かになっていたことに軽くショック。
ボクの中でイイ男ランキング5位には入っていたのに一気に圏外へ。
肝心のアルバムの内容は、そんな腹周りに比例してか攻撃力に乏しい印象。
確かに激しさの中に情緒を感じさせる魅力は相変わらずだけど、少々クドイ。
個人的にはもう少しぶっ飛んで欲しかった。
それでもやっぱり光る曲はあるわけで、そんな数曲を集中的に聴いています。
次回作までには痩せて欲しいです
Cocco/ニライカナイ [J-ROCK]
沖縄の海を眺めながら音楽プレイヤーで選曲をしていた時、Coccoの『水鏡』という曲がシックリきた。
メッセージ性の強い音楽を提供しているCoccoだけど、
ストレートに「沖縄」を意識した曲ってあまり無かったと思う。
『水鏡』を聞いた時もあくまで間接的なマッチングだった。
それに比べて今作は沖縄民謡や民族楽器、
歌い回しが取り入れられストレートな「沖縄」が表現されている意欲作に思えた。
Coccoなりの沖縄のメッセージ。
獅子を連想させるギターのドライブ感が凄まじい。
残念なことにCDでは収まり切ってないスケール感。
CDは所詮間接的媒体なのだなぁと久々に教えられた。
ぜひ生で聴きたい作品。
Miguel Migs/Colorful You [CLUB]
SCORPIONS/Sting in the Tail [HEAVY METAL]
結成35年。
ボクの両親が恋に落ちる前からドイツで爆音を轟かせていたことになる。
<永遠>なんて存在しないと分かるけど、やはりスコーピオンズも最期を迎えた。
なんで?と思ったけど、加齢を原因とさせるステージを晒すよりよっぽど美しい。
演歌チックな哀愁のあるメロディと共に、こういうスピリッツが長年日本人を裏切らない。
作品を聴いてみて、ロックで突き刺したかと思えばバラードで落とす。
そしてまたロックで震い立たせる。
最後の最後は”The best is yet to come”。
「まだまだだよ」(まつ訳)と歌いながら切なく終わる。
まだまだって何なのよ!?
再生ボタンを押すと再び1曲目から"Rised on Rock"。
「立ちあがれ!」(同)と哀しみを吹っ飛ばしてくれる。
何度も何度も。
あぁ、そうか。もしかしたらこれを<永遠>と呼ぶのだろうか。
このアルバムを引っ提げたツアーは2012年まで続くとか。
絶対行く!
school food punishment/amp-reflection [J-POP]
思い返してみれば楽曲の良さというより、サウンドの珍しさに魅かれた「スクールフードパニッシュメント」。
バンドの生楽器と電子音が絶妙なバランスで織り込まれている。
一歩間違えば”ダサイ”となりかねないクオリティの高さ。
そのスレスレ感がまた恰好良い。
これが1stフルアルバム。
女性ヴォーカル&ギター内村の歌い方やサウンド、またそのミックスまで、最新の「売れる」要素を全てごちゃまぜにしたような豪華さ。
「ロックのネクストレベル」とかいわれているけど、重要なのは時代がそれに付いて行けるか。
追随する似たバンドが出てきたらもう少し面白いことになるかも知れない。
声優やアニソンのCDっぽい、と言ったらファンに怒られるかな。
なんにせよ、クールでカッコイイです。
perfume/不自然なガール [J-POP]
セッセとチラシを配っていたデビュー前から知ってた人たちだから、音楽的にも商業的にも興味が尽きないパフューム。
昨年の2ndアルバムのヒットで「2作目のジンクス」は跳ね飛ばしました。アリーナクラスでのライブも終え、今年は結成10年目とのこと。さて、今年はどう攻めるのかな?と待ち望んでいた最新作。
第一印象は良い意味で「勝負に出なかったな」。去年で大きく出すぎちゃったのか。むしろ曲調や歌詞はメジャーデビュー後の初期の作品を連想させました。変に話題性を狙うよりも、「相変わらず」ハイクオリティと頷ける今作は個人的にはヒット。PVもカッコ良い。
そーなると、次はどういう路線で来るのでしょうか。
the indigo/blue [J-POP]
「春」ということで、それに合う音楽を探していたらピッタリはまったのがthe indigo。
デビュー当時からアコギを主体とした軽快で明るいサウンドを聴かせてくれます。自分の中では晴れた休日の日「だけ」に聴きたい「とっておき」の音楽。
デビュー当時から聴き続けているけど、音が丁寧に作り込まれていて、その職人技も素敵。ボーカルの田岡さんもデビュー当時は操り人形みたいだったけど(笑)、今や作曲やアコギ演奏も行い、色々と成長が感じられるのも嬉しかったりします。守備範囲も広く洋楽や邦楽のカバーも多数手掛けています。外国受けも結構するのか、韓国やニュージーランドなどでも積極的に活動しています。明るさの中で、シットリと落とし所があるのも魅力。
面倒なことを抜きにして、蒼い空を突き抜けるようでストレート。気持ち良いです。春から夏にかけての晴れの日にピッタリの音楽。
本作は、あらゆることが初々しいデビュー作。
BONNIE PINK/Let go [J-POP]
3回続けてボニーピンク。
好きになったのはいつからか。その謎を求めて歴史を遡ったらここで止まった。
2000年作品。この頃のボニーピンクはボクが好きではなかった頃のボニーピンクだった。その理由は「英語が下手っぴ」ということ。当時も色々取り沙汰されていたけど、まだヒットチャートの仲間入りをし切っていないこともあって、聴いていて非常に残念な英語。ここから色々変化して今の「売れる」サウンドになったのですね。これが良いことか分からないけど。逆に日本語詞は他を凌ぐ巧さだと思うんだけどなぁ。
もう一つ。この作品は彼女がアコギを弾いているんだけど、残念なことにこちらも上手くない。だからこの頃は良くも悪くも「荒削り」な部分が魅力だったのかなと。
でも自分は2001年以降のボニーピンクが好き、という結論に達して、3回続いたボニピン開拓を終わりにします。
タグ:BONNIE PINK
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