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SPECIAL OTHERS/THE GUIDE [J-ROCK]


THE GUIDE

THE GUIDE

  • アーティスト: SPECIAL OTHERS
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: CD



スペアザを知ったのは前作4枚目の『PB』にして。
今思えば恥ずかしいがパットメセニーかと思った。
とにかく日本にこんなバンドがいると知って嬉しかった。
ジャムロックだとかインストだとかジャンルは関係ないぜ。
更に幅広い音楽性を身に付け、類似のバンドを牽引して欲しい。
今作は特にパンチが重い!


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Cocco/ニライカナイ [J-ROCK]


ニライカナイ

ニライカナイ

  • アーティスト: Cocco,根岸孝旨
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/06/09
  • メディア: CD


沖縄の海を眺めながら音楽プレイヤーで選曲をしていた時、Coccoの『水鏡』という曲がシックリきた。
メッセージ性の強い音楽を提供しているCoccoだけど、
ストレートに「沖縄」を意識した曲ってあまり無かったと思う。
『水鏡』を聞いた時もあくまで間接的なマッチングだった。
それに比べて今作は沖縄民謡や民族楽器、
歌い回しが取り入れられストレートな「沖縄」が表現されている意欲作に思えた。
Coccoなりの沖縄のメッセージ。
獅子を連想させるギターのドライブ感が凄まじい。
残念なことにCDでは収まり切ってないスケール感。
CDは所詮間接的媒体なのだなぁと久々に教えられた。
ぜひ生で聴きたい作品。

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winnie/Dye Myself Black [J-ROCK]


Dye Myself Black

Dye Myself Black

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EVOL RECORDS
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: CD


こーゆーラウドで疾走感あふれるハードロックサウンドを
『エモ』とか『スクリーモ』って呼ぶらしいですね。
ボクは楽器をやっていることもあり、
音楽を聴く時は演奏技術も重視します。
その中でも正確なリズム感、グルーヴが求められるこれらのジャンルは好きなようです。
でもジャンルなんでどーでも良いんですよね。
良いものは良い。
とにかくこれを聴いた時は嬉しかったなぁ。
「見付けた!」って感じで。
久々の感覚。

男女ツインボーカルです。
これが男だけだったら多分好きになってません。
ヘビーなサウンドの中にも、可愛らしいメンバー・ioriの声が上手い具合に溶け込んでいて、
それが多分このバンドの魅力の8割。


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坂本サトル/1:25 PM [J-ROCK]


1:25 PM

1:25 PM

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: スリーディーシステム
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: CD



素晴らしい音楽を創っているが、メジャーシーンとは無縁のアーティストは多くいる。
坂本サトルはそのうちの一人だろう。
しかし彼の違う所は、少しでも多くの人に届けようと、果敢にメッセージを発信し続けていることだ。

ソロデビュー時は、いわゆる「アコギ弾き語り系」にカテゴライズされていたが、
実際は分厚いバンドサウンドが最高に似合う男である。
アンデス地方の民族楽器・ケーニャ奏者の瀬木貴将氏とのコラボ作品は、
今回が初めてではないが、哀愁漂うケーニャの響きとロックの融合の完成度には毎回唸らされる。

長らく東北地方を中心に活動しているだけあって、
冬の寒さの中の温かさを感じさせる曲が並んでいる。
そういう意味では、11月のリリースは冬のお供として聴けてグッドタイミングだと思った。

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char/SHINGLES 1976-2005 [J-ROCK]


Singles(1976-2005)

Singles(1976-2005)

  • アーティスト: Char,Char,相田毅,Kanna S.McFaddin,天野滋,阿久悠,Suzanne,Tommy Snyder,売野雅勇,重実徹,佐藤準,小島良喜
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: CD


ギターを弾く者として、もちろんcharは知っている。知らなきゃいけない。でもどんな人なのかは知らない。ボクと同年代が10代だった頃のヤンキーギタリストはほとんどそうだったろう。神様と崇められているが良さが全く分からない年頃なのだ。ボクがそうだった。なんか態度でかいオッサンだなぁーって(笑)。
最近、ラジオからある曲が流れてきた。オレは身体の動きを止めた。ギタリストの端くれとしての耳の神経が全力でラジオに向けられた。アメリカの東海岸の景色が思い浮かぶ、爽やかで乾いたギターサウンドに乗る英語詞。 「だ、誰なんだ!?このイカす洋楽は!!」。それがcharの『ALL AROUND ME』という曲だった。久々にぶっ飛んだ。今ならcharの凄さがハッキリと分かる。

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DEEN/DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live [J-ROCK]


DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~(DVD付)

DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: CD



1999年にドラムの宇津本が脱退してメンバーが3人になってからDEENは明らかにヘタクソになったと思う。特に行先が不安定なメロディとヴォーカル。無駄に多すぎる音数。そうハッキリ書いてしまえるのは、DEENがボクを音楽の世界に導いた全てだったから。

作品は全部持っていたしライブには何回も行った。3人になって「AORを追求した音楽性」とカテゴライズされているようだが、新しいファンを獲得したと共に、ボクのような昔からのファンも失ったと思う。ボクとしては昔の真っ直ぐと、スッキリとしたDEENが好きだった。

ジャンル云々を抜きにして、DEENは昔からしっかりとしたライブバンドであった。だからこそこれまで何回もライブを行ってきたし、2000年(結成は1993年)から突如リリース始めたライブ映像でもその力量を知ることができた。しかし不思議とライブCDはなかった。

今回やっとリリースされたライブアルバムはデビュー15周年を記念して日本武道館で行われたライブの音源。もうボクは今のDEENは見限っていたし買うことなどなかったのだが、「ほう、やっとライブアルバム出したのか」とCD屋で試聴した時に身震いがした。19曲中、14曲が4人の頃、約10年前の楽曲だったのだ。

懐かしい楽曲と共に蘇る青春の記憶。こういう音楽がやりたいと夢見ていた頃。中学、高校の時のあらゆる記憶がフラッシュバックした。3日連続CD屋に通った後に、ボクは6年振りにDEENの作品を買った。

Cocco/ベスト+裏ベスト+未発表曲集 [J-ROCK]


ベスト+裏ベスト+未発表曲集(期間限定スペシャルプライス)

ベスト+裏ベスト+未発表曲集(期間限定スペシャルプライス)

  • アーティスト: Cocco,こっこ,根岸孝旨,成田忍,村山達哉
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD


なんでか分からないけどCoccoを聴いてみたいと思って、
最初は『ラプンツェル』を聴いて、次に手にしたのがこれ。
邦楽もそれなりに聴くけど、 Coccoを聴いて初めて「歌詞」に注意を払って聴いている。
「詞」は「文」とは明らかに違う。
その違いを明確には説明できないけど、
Coccoの書くものこそ「詞」なんじゃないかと思う。
それに比べると、今の邦楽には詞と呼べないものが氾濫している気にもなる。
Coccoの場合、とにかく日本語が美しい。
ストレートでもあり、あちこち行き来もするけど、
最終的に言霊として心臓に突き刺さる。

あなたを縛っていた
全て解いて気付いた
溢れて止まらないのは
長い長い夜の祈り
あなたにあげたいもの
独り集めて背負った
わたしが欲しかったのものは
あなたを守る力
(『もくまおう』より)。

自分の中ではJungle Smileの高木郁乃と争うくらいの
痛々しい歌詞、世界観。

向山テツの重量感、安定感あるドラミングも圧巻。
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小田和正/伝えたいことがあるんだ [J-ROCK]




伝えたいことがあるんだ

伝えたいことがあるんだ

  • アーティスト: 小田和正
  • 出版社/メーカー: ファンハウス
  • 発売日: 1997/11/21
  • メディア: CD




私の男心にストレートに突き刺さる「ラブ・ソングのヒーロー」小田和正。

前回紹介したbirdもそうだったが、

十代の頃は名こそは知っていたが耳を傾けようとは思わなかった。

かの有名な『ラブストーリーは突然に』を聴いても何も感じなかった。




しかし二十代になり、心臓が痛い恋愛を経験して

初めて小田の歌詞がストレートに心臓に突き刺さった。

気温を感じるような季節感ある歌詞がリアリさを増大させている。




小田の書く歌詞に賛否はそれぞれあるだろうが、

肯定も否定もできないような人は

心臓を傷めるような恋愛をしていないお子サマと断言しても良いと思う。

すなわち小田和正の歌とは恋愛経験のリトマス紙である!




……論文執筆真っ最中なので小論文モドキ調でお送りしました。




小田和正オフィシャルサイト


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Monkey Majik + 吉田兄弟/Change [J-ROCK]




Change

Change

  • アーティスト: Monkey Majik + 吉田兄弟, Maynard, Blaise, Monkey Majik
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD




90年代後半頃から若手奏者を中心とした津軽三味線ムーブメントが起こりました。ジャズやロック、ポップスなど様々なジャンルと競演し、多くのリスナーに津軽三味線の格好良さを印象付けたと思います。今回取り上げた吉田兄弟をはじめ、上妻宏光、木乃下真市などがメディアなどで良く知られたところでしょうか。




しかし津軽三味線にはサスティーン(音の伸び)が極端に短いため、メロディー楽器に成り得にくいという致命的なハンデがあります。元々は民謡などの伴奏楽器であったので、先述のような現代音楽との競演にボクは無理を感じていました。




そういう意味では今回取り上げた「ロックと津軽三味線」の競演は見事です。津軽三味線本来の「伴奏的」ポジション、ドライブ感ある演奏が上手い具合にメインであるバンドを盛り立てています。今まで津軽三味線と現代音楽との競演を軽蔑していましたが、これは単純に格好イイ。




ちなみにボクも津軽三味線を2年間ほどやっていましたが、ひたすら唄の伴奏をやり続けていました。あと正座は辛かったですね(笑)


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RADWIMPS/RADWIMPS4 おかずのごはん [J-ROCK]




RADWIMPS4~おかずのごはん~

RADWIMPS4~おかずのごはん~

  • アーティスト: RADWIMPS, 野田洋次郎
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD




久々に骨のある日本のバンドに出会いました。骨のあるロックやヒップ・ホップを消化したミクスチャー・サウンドを展開させている反面、親しみ易いポップさも持ち合わせています。




1つの物語のような曲の展開が好きです。Aメロ→Bメロ→サビ→リピート、とか、2コーラス目が終わってソロが入る、なんていうお決まりに囚われない自由な曲調。ドラムはちょっと単調な気がするけど、ギターは十分歌わせていると思います。




次回作をどう仕掛けてくるか楽しみであると共に心配でもあります。それくらい精度が高い作品です。


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